株式会社トシケン
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日別アーカイブ: 2026年10月26日

コンクリート打設不良のリスク

皆さんこんにちは!

 

鳥取県鳥取市を拠点に基礎工事・外構工事・型枠工事・土木工事・リフォーム事業・コンクリート圧送・その他建築一式などを行っている

株式会社としけん、更新担当の富山です。

 

 

 

コンクリート打設不良のリスク

安定した圧送と現場の連携で、充填不良を防ぐ

 

 

 

 

建物の基礎や柱、梁、壁など、さまざまな場所に使われるコンクリート。その品質を確保するためには、材料の品質だけでなく、現場での打込みや締固めも重要です。

型枠の中へコンクリートを送り込んでも、必要な場所まで十分に行き渡っていなければ、内部や表面に不具合が生じる場合があります。

その代表的なものが、「ジャンカ」「豆板」と呼ばれる不具合や、充填されずに残った空隙です。

コンクリート圧送は、打設する場所へ材料を届ける重要な工程です。 安定した供給と、打込み・締固めを行う作業員との連携が、施工品質を支えます。

今回は、打設不良のリスクと、圧送作業で大切にしたいポイントをご紹介します。

 

 

 

ジャンカ・豆板とは、どのような状態?

 

ジャンカと豆板は、一般に同じ種類の不具合を指す言葉として使われます。

コンクリートの一部で粗骨材が集まり、その間を埋めるモルタル分が十分に行き渡らず、石が露出したような状態です。

また、鉄筋や埋設物の周囲などにコンクリートが行き渡らず、まとまった空隙が残ることもあります。

これらは、単なる表面の見た目の問題で済むとは限りません。

不具合の位置や大きさ、深さによっては、構造物の性能や耐久性に関わる可能性があるため、適切な確認と判断が必要です。

 

 

 

 

⚠️ 打設不良が建物に与えるリスク

 

コンクリートは、鉄筋の周囲を適切に覆うことで、鉄筋を保護する役割も果たします。

充填不良によって空隙が残ったり、鉄筋が十分に覆われなかったりすると、水分などが内部へ入りやすくなり、鉄筋の腐食につながるおそれがあります。

また、欠損の程度によっては、設計で想定した断面や、鉄筋とコンクリートの一体性に影響する場合もあります。

不具合が見つかった際は、表面を埋めて見えなくすればよいというものではありません。施工管理者などへ報告し、状態を確認したうえで、必要な調査や補修方法を検討します。

完成後の安心につなげるためにも、発生を防ぐ取り組みが大切です。

 

 

 

 

原因は、締固め不足だけではありません

 

ジャンカや空隙は、締固め不足によって生じることがあります。しかし、原因はそれだけではありません。

コンクリートの材料分離、鉄筋が密集した部分への充填の難しさ、打込み位置や順序、型枠の隙間からのモルタル漏れなど、複数の条件が関係します。

例えば、一か所へ大量に打ち込み、そこから無理に横へ移動させようとすると、材料が均一な状態を保ちにくくなる場合があります。

また、型枠の奥や鉄筋の下など、目で確認しにくい場所には注意が必要です。

材料、型枠、配筋、打込み、締固めを一体で考えることが、不具合の予防につながります。

 

 

 

 

安定した圧送が、計画的な打設を支える

 

圧送量が現場の受入れ能力を上回ると、打込みや締固めの作業が追いつかなくなる場合があります。

反対に、供給が予定外に途切れると、打重ねの管理や、その後の作業に影響することがあります。

そのため、コンクリートを速く送ることだけを目指すのではなく、打設箇所と作業の進み具合に合わせて供給することが大切です。

圧送担当者と筒先担当者、打込み・締固めを行う作業員が連絡を取り、必要に応じて送り方を調整します。

安定した圧送とは、一定量を送り続けるだけでなく、現場の状況に合った供給を行うことです。

 

 

 

 

打設前の打ち合わせが品質を左右する

 

打設当日の連携を確実にするには、事前の確認が欠かせません。

どこから打ち始めるのか、どの順番で進めるのか、配管やホースをどのように配置するのかなどを、関係者で共有します。

鉄筋が密集している場所や、充填しにくい部分がある場合は、打込みと締固めの方法も事前に検討します。

また、圧送の開始・停止や流量調整の合図、連絡方法を明確にしておくことも重要です。

作業中に声が届きにくい場合でも、確実に意思が伝わるように準備することで、安全と品質の両方を支えます。✅

 

 

 

 

締固めと圧送は、役割を合わせて進める

 

コンクリートを型枠内の必要な場所へ送り、適切に締め固める。この二つの作業は、密接につながっています。

圧送側は、締固めの進み具合を踏まえて供給を調整し、打込み側は、充填状況を確認しながら作業を進めます。

なお、締固めは強く長く行えばよいというものではありません。過度な締固めや不適切な使い方は、材料分離などにつながる場合があります。

施工計画や使用する機器に合った方法で行い、バイブレーターをコンクリートの横移動のために使わないことも大切です。

それぞれの担当者が役割を理解し、作業のペースを合わせることが、丁寧な打設につながります。

 

 

 

 

いつもと違う状態に気づいたら、早めに共有

 

圧送中に流れ方が変わったり、機械や配管に異常の兆候が見られたりした場合は、無理に作業を続けず、関係者へ共有することが重要です。

また、コンクリートが流れにくいからといって、現場で安易に水を加えることはできません。材料の状態に疑問がある場合は、施工管理者や生コン工場などと確認します。

品質を守るためには、予定どおり進めることだけでなく、必要な場面で止まり、確認する判断も欠かせません。

小さな変化を見逃さず伝えることが、大きな不具合を防ぐきっかけになります。

 

 

 

 

✨ 見えない部分まで、確かな施工を目指して

 

コンクリートは、打設後に型枠の中を直接確認することが難しくなります。だからこそ、施工中の段取りと確認に大きな意味があります。

ジャンカや空隙などを防ぐには、圧送の安定性に加え、材料の状態、型枠・配筋の条件、打込みと締固めの方法を総合的に管理する必要があります。

コンクリートを届ける技術と、現場全体で品質をつくる連携。 その両方を大切にしながら、一つひとつの打設に向き合っていきます。

コンクリート圧送をご検討の際は、施工場所や打設内容、工程などをお知らせください。現場の条件を共有し、円滑な打設につなげられるよう、事前のご相談を承ります。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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